認知症になる「きっかけ」のは様々です。環境の大きな変化、大きなストレスが引き金になる場合があると言います。仕事や家庭環境の変化が、認知症になりやすい環境を作ってしまう場合があります。
例えば、男性の場合であれば、定年退職です。
仕事一筋できた人が、定年退職になり、無趣味で、日中座ったままテレビを見ているかの生活、やることもやる気も運動の習慣も失った状態が続けば、ほんの数年で認知症になってしまう危険があります。こうなってくると、単純に楽をして悠々自適にしてもらうことが親孝行とは言い切れず、最後まで意欲を失わずに頑張ってもらう場を奪わないことが、真の親孝行といえるかもしれません。
女性の場合であれば、娘や嫁に家事を交代する
二世帯、三世帯で同居していると、娘さんが母親に対して、または、お嫁さんがお姑さんに対して、「私が全部やりますから、お母さん(お義母さん)は何もしないでいいですよ」ということが、母親の仕事とやる気を奪ってしまい、結果的に認知症になりやすくしてしまうことが多いといいます。同じ台所を母と娘が使うとすると、それぞれ考え方ややり方が違うため問題やストレスがおきやすくなり、母が台所を去ることになってしまい、母のやることを奪ってしまうケースも多いようです。
役割を親子で別々 認知症予防
こうしたことを防ぐためには、親子それぞれの役割を持つことがよいといいます。例えば母の場合、普段は娘が食事を用意するが、娘は同時に仕事も持っているため、あるときは母に食事の準備や子供の世話などを頼む。それぞれの役割、仕事を持ち、意欲を持ち続けられれば、認知症にもなりづらく、何歳になっても若々しく生きていける可能性が高まるといいます。
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